深海鮫肝油成分のスクワレンは酸素の運び屋です
肝油は日本においては昔からのなじみでありますが、じつは酸素供給という点において非常に優秀な食品であることを聞いたことがあるでしょうか?
肝油の有効成分を最初に発見したのは日本人で、発見者の名前は辻本満丸博士といいます。
辻本博士は1906年にクロコザメの肝油から、ある多価不飽和炭化水素物を抽出することに成功しました。
この物質はスクワレンと名付けられ、のちの研究で細胞組織に酸素を補給し、新陳代謝を促すという作用があることが分かりました。
つまり肝油には体内組織の組成に大いに役に立つことが分かったのです。
「深海鮫肝油成分のスクワレンは酸素の運び屋です」といわれている理由はここにあります。
肝油の酸素を閉じ込めろ!
その後辻本博士は、酸素を取り込みやすいが故の欠点である酸化しやすいスクワレンをさらに研究し、水素を添加することで分子構造の安定化をすることが出来ました。
これで肝油成分のスクワレンの用途が広がり、いろいろなかたちで肝油の製品がつくられるようになりました。
そこで日本において戦後の物資が乏しい時代の成長期にある小中学生の給食において、酸素供給によって成長促進の助けになると考えられた肝油が出されるようになりましたのです。
酸素供給などというそんな効果が肝油にあると聞いていたら、もっとありがたく肝油ドロップを食べていたかもしれませんね♪
実はこの肝油の成分であるスクワレンは人体にも少しですが存在していて、人体組織細胞に酸素を供給するのにも役立っているそうです。
肝油で酸素を体のスミズミまで届けましょう。
さてここで「深海鮫肝油成分のスクワレンは酸素の運び屋です」という内容を更につっこんで解説してみたいと思います。
人体には60兆を超える細胞で構成されていて、この細胞ひとつひとつに酸素が必要です。
この酸素を供給するのが血液中のヘモグロビンですが、加齢に従って少しずつ減っていきます。
深海鮫肝油成分のスクワレンで、この酸素供給の不足分を補ってしまおうというのです。
深海鮫は酸素濃度の低い深海で生命を維持するのに肝油に蓄えた酸素を使います。
肝油の酸素が血液を通して深海鮫のすみずみまで運ばれることで、細胞のひとつひとつに酸素が不足しないというのです。
肝油の酸素がガンに効く??
更に深海鮫肝油成分スクワレンの酸素補給はガン治療に効果があるとの報告もあります。
実はガンは酸素が不足している細胞で増殖が進み、進行速度が加速することが分かっています。
この酸欠状態の解決に肝油成分のスクワレンが、効果を発揮するというわけです。
もちろんスクワレンだけで治療が出来るのではないのですが、抗癌剤治療とのコラボで免疫力が向上するとの研究成果も発表されています。
私たちもこの深海鮫肝油成分のスクワレンを接種して酸素を体のすみずみに届かせることによって、老後を元気に過ごしましょう。